地盤の不整形性に起因する波動現象に対する一模型実験法

  • 森地 重暉
    社団法人 土木学会 東京理科大学 理工学部土木工学科
  • 川名 太
    社団法人 土木学会 東京理科大学大学院 理工学研究科土木工学専攻
  • 仲澤 弦大
    社団法人 土木学会 静岡ガス株式会社
  • 白戸 義孝
    社団法人 土木学会 東京理科大学大学院 理工学研究科土木工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • A METHOD OF CONDUCTING MODEL EXPERIMENTS ON WAVE PROPAGATION PHENOMENA CAUSED BY IRREGULAR GROUND
  • ジバン ノ フセイケイセイ ニ キイン スル ハドウ ゲンショウ ニ タイスル イチ モケイ ジッケンホウ

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抄録

不整形地盤に生ずる波動現象を究明するための一手法としての模型実験法の開発を試みた. 地盤模型材料としてアクリルアミドゲルを選定した. この材料は他の模型材料に比べて著しく低い横波速度をもつので, それを活用して実験の実施を容易にした. 本文では, 次の例題を用いた. 剛基層上に, 一層地盤と二層地盤が連結された不整形部をもつ地盤模型を作成し, 下方よりSH波状の平面波を入射して模型内に生ずる波動現象を調べた. その結果 (1) 二層地盤部に水平方向を伝播する Love 波状の波を確認したこと, (2) 不整形部では, 実体波の影響が強いこと等を把握したことで, 本方法の有効性を示すことができた.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2001 (682), 71-80, 2001-07-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (33)*注記

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