浚渫土埋立地を利用した新北九州空港の建設に関する課題とその対策

  • 江頭 和彦
    社団法人土木学会 国土交通省九州地方整備局
  • 岩瀧 清治
    社団法人土木学会 国土交通省 前国土交通省九州地方整備局北九州港湾空港工事事務所
  • 佐藤 孝夫
    社団法人土木学会 国土交通省 前運輸省第四港湾建設局下関調査設計事務所
  • 片桐 雅明
    社団法人土木学会 日建設計中瀬土質研究所
  • 寺師 昌明
    社団法人土木学会 日建設計中瀬土質研究所
  • 吉福 司
    社団法人土木学会 日建設計シビル地盤構造設計部

書誌事項

タイトル別名
  • PROBLEMS AND INVESTIGATIONS IN CONSTRUCTION OF NEW-KITAKYUSHU AIRPORT ON RECLAIMED LAND BY DREDGED CLAY
  • シュンセツド ウメタテチ オ リヨウ シタ シン キタキュウシュウ クウコウ ノ ケンセツ ニ カンスル カダイ ト ソノ タイサク

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説明

新北九州空港は, 港湾・航路整備にともない発生する浚渫土砂の埋立地 (土砂処分場) を有効活用して整備される. その利点は, 土砂処分場を利用するため新たに空港用地を埋立・造成する必要がないこと, 海上に立地するため騒音等の問題が少ないことなどである. しかし, 浚渫土自体が大きく圧密沈下すること, 埋立後直ちに表層処理・地盤改良する急速施工であるため埋立地の初期状態を詳細に地盤調査する時間的余裕が乏しいことなど, 地盤工学的に大きな問題を有している. 本文では, 浚渫土による埋立から空港施設建設に至るまでの各建設工程において, 事業を計画どおり進めていくための問題点を抽出し, その解決方法を検討・提案した. また, 浚渫土埋立では動態観測結果から埋立予測手法に対する評価も行い, 地盤改良の概略設計では埋立過程をシミュレートした数値解析結果を初期状態として用いることを提案した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2002 (707), 21-36, 2002-06-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (7)*注記

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参考文献 (19)*注記

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