光触媒含有塗料のアセトアルデヒドガス分解特性に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Study on Decomposition of Acetaldehyde with Photocatalyst Paint Mixture

説明

近年、シックハウス対策として光触媒が利用されつつあり、特に可視光下で有機物を分解する可視光応答型光触媒が注目されている。本研究では、塗料原料や配合等を変化させて作製した可視光応答型光触媒含有塗料に関して、アセトアルデヒドガスの分解性能を評価し、種々の要因が分解性能に及ぼす影響について調査した。バインダーの影響については、無機系バインダーを用いた塗料でアセトアルデヒドガスが短時間で分解され、有機系バインダーの混合量が増加するほど分解性能が低下する傾向を示した。光触媒含有率については、含有率が高いほどアセトアルデヒド減少速度が高くなる傾向があった。塗布量については、今回の塗布量範囲ではアセトアルデヒド分解性能への影響はみられなかった。また、照度が高いほどアセトアルデヒド減少速度が高くなる傾向があった。塗料化の方法によっては、塗料化による光触媒の性能低下が小さく、アセトアルデヒドの分解効果が高い塗料が得られた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680582724992
  • NII論文ID
    130006964714
  • DOI
    10.14820/finex.2008.0.28.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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