透明樹脂皮膜によるタイル張り外壁改修工法の検討と性能評価

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Performance test of repaired method for tiled wall by transparent paint

抄録

タイル張り外壁においてはタイルやモルタルの剥離・剥落という事例が発生し大きな社会問題となっている。そのためタイル等の剥落を防止することを目的として、アンカーピンニングやエポキシ樹脂注入技術が使用されている。しかし、それらの技術のみでは目地部分の劣化やクラック等による漏水や躯体コンクリ-トの中性化による鉄筋の爆裂を防ぐことは難しい。そこでタイル張り外壁の防水を目的として透明な樹脂皮膜の併用を検討した。検証の結果、樹脂皮膜の併用はタイル張り外壁に防水性を付与させることが可能であり、また剥落防止にも効果があると判断できる。本工法は繊維ネットや繊維混入樹脂皮膜を使用する剥落防止工法とは異なり、透明性の高い樹脂皮膜を使用するためタイルの意匠性変化を極限まで抑えることが可能であり、安全性と意匠性の両方に配慮した工法であると考える。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680582760960
  • NII論文ID
    130006964754
  • DOI
    10.14820/finex.2008.0.10.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ