既存折板屋根及びスレート屋根の断熱性向上を付加した超速硬化ウレタン防水工法の開発
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of Waterproofing Methods Improving Thermal Insulation Performance for Existing Metal Sheet Roofing and Fiber Reinforced Cement Board Roofing
- Part 2 Field Excecution Test and Evaluation of Thermal Insulation Performance
- その2 現場施工実験と断熱効果の確認
説明
前報その1に報告した超速硬化ウレタン防水工法(断熱仕様)の現場施工実験を実施した。現場施工実験では、防水技能を有する者であれば充分施工が可能なこと、及び施工効率等を確認した。また、現場施工実験の対象となった既存折板屋根の一部を当該工法を適用せずに存置し、当該工法施工部分との断熱性を比較した。断熱効果の確認は3~5月に実施した級A5月の気温が高温時、天井下の温度では施工部分で昼間29.5~32.9℃、未施工部分で昼間42.9~47.6℃、また、屋根表面温度は施工部分で昼間64.8~68.8℃、未施工部で46.6℃~52.9℃となり、3月の気温が低温時、天井下の温度では夜間3.2~6.2℃、未施工部分で夜間-0.2~1.8℃,また、屋根表面温度は施工部分で夜間-12.4~-14.4℃、未施工部分で夜間-0.2℃~-2.6℃となった。すなわち、高温時の断熱施工部/未施工部の天井下の温度差は13.4℃~15.4℃、表面の温度差は12.3℃~18.2℃となり、低温時の断熱施工部/未施工部の天井下の温度差は3.7℃~4.4℃、表面の温度差は9.8℃~12.9℃となる。また、断熱屋根表面温度が68.8℃に対し天井下温度は32.9℃、断熱未施工部の屋根表面温度が50.6℃に対し天井下温度が47.8℃と、天井下温度が断熱効果で14.9℃低くなる。このことから、断熱効果が確認できた。
収録刊行物
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- 日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
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日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集 2006 (0), 61-61, 2006
日本建築仕上学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680585281024
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- NII論文ID
- 130006966410
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可