地図を用いた地域文化のWeb発信

DOI
  • 尾崎 洋
    岡山県立大学デザイン学部 デザイン工学科 情報デザインコース
  • 川合 康央
    文教大学情報学部 情報システム学科
  • 池田 岳史
    福井工業大学 経営情報学科
  • 益岡 了
    岡山県立大学デザイン学部 デザイン工学科 情報デザインコース

書誌事項

タイトル別名
  • Mapping Contents Webcast for Local Culture
  • Design on Web Contents with Google Map API
  • GoogleマップAPIを用いたウェブコンテンツのデザイン

抄録

GoogleマップAPIを用いることで、従来困難であった地図情報や地域データをWebコンテンツ上に表示することが可能となった。これらの技術のベースは、XMLのようなインターネット標準を単独で利用するものではなく、HTMLとJavaScriptといった普及した技術と組み合わされて利用することを基軸としている。そのため、現在リリースされているアプリケーションとの親和性が高く、またコンテンツへの導入は比較的容易でありユーザーにとってウェブアプリケーションとして機能させることが容易である。これらの地図サービス形式のWebコンテンツは、地域文化のウェブ発信技術の発展に寄与できると予想する。同時に制作を通じて、これらの技術開発の過程には「地域文化」の統合的な調査が不可欠であり、これらの制作技術をデザイン教育カリキュラムへ導入することによる、より高度な教育の可能性が示された。これらの地図サービスは、ニーズの把握と技術的な可能性の両立:商業的、または地域的貢献を目指しており、そのためには歴史文化的な発信の可能性や俯瞰的な地図情報と実際の空間の認知の相違、あるいはコンテンツデザインとしての視点の一層の導入が望まれる。そこで、人の感性に親和した「コンテンツ発信のための地域文化調査手法の検討」をすることで、独創的な地域文化発信手段の可能性を追求し、「同領域における地域文化に根ざした教育カリキュラム」といったデザイン教育や情報リテラシー教育に応用できると考える。

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680586441088
  • NII論文ID
    130004637498
  • DOI
    10.11247/jssd.54.0.c20.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ