ヴィジュアル言語Viscuitを利用した連続ワークショップ

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タイトル別名
  • Three Series of Workshops Using Visual Language Viscuit

抄録

参加体験型学習としてのワークショップ(以下,WS)は,各地で開催されている。演劇,美術,IT等の様々なWSの中で,創造性教育としてのWSが注目を集め,美術館や博物館等の文化施設の多くが教育普及事業として取り組んでいる。<BR>  ITを使ったWSでは,工作における道具の使い方のような暗黙のスキルを参加者の多くは持っていない。そのため,基本スキルの修得に時間がかかり,共同制作等の発展的な制作に取り組みにくい。一方で,ITのWSではスキルの個人差が生まれにくいため,継続すれば個人差なくスキルを修得し,共同制作に適したWSをデザインできると考えられる。<BR>  本論は,ヴィジュアルプログラミング言語Viscuit(ビスケット)を利用したWSを連続して実施し,一回限りのWSと比較,考察する。実践では,スキルを修得していく中で,制作への迷いや不安が消えていき,描き直しの減少や作品への集中が高まっていた。また,スキルの差が小さいため,わからないことを他人に確認する場合に躊躇する必要がなく,教え合うことによってスキルの差はほぼなくなった。スキルの差が小さいため,役割分担が自然と生まれるなど,連続WS特有の効果が見られた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680586497664
  • NII論文ID
    130005022698
  • DOI
    10.11247/jssd.56.0.b10.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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