色名呼称の傾向と JIS 慣用色名の出現頻度の把握

書誌事項

タイトル別名
  • Grasp of the Tendency in Color Naming and Appearance of JIS Custom Color Name

説明

本稿は、色名を呼称する際に、JIS慣用色名がどの程度用いられているかを確認するものである。本稿では特に、PCCS表色系の色相番号:12(Green)の結果を示す。<br><br> 呼称の結果より、JIS慣用色名でかつ基本色彩語である「緑」の呼称が高彩度域で高い頻度で用いられており、かつ中彩度域の一部においても広範囲にて用いられていた。その他の「深緑」「黒」といったJIS慣用色名についても若干ではあるが用いられていた。<br><br>さらに、呼称された色名をJIS慣用色名の含有によって「a. JIS 慣用色名」「b. 修飾語+基本色彩語」「c. 修飾語+JIS 慣用色名(基本色彩語は除く) 」「d. それ以外」の4つに分類し、トーン毎に分類された割合を算出したところ、高彩度トーン域(vivid/bright/deepトーン)は、中彩度(light/soft/dull/dark)および低彩度トーン域(pale/light grayish/grayish/dark grayish)よりもJIS慣用色名、特に基本色彩語が有意に用いられていることが明らかになった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680586623872
  • NII論文ID
    130005454013
  • DOI
    10.11247/jssd.60.0_175
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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