電気絶縁性不純物を添加した複合マンガン酸化物セラミックスの微細構造と磁気伝導特性

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タイトル別名
  • Microstructure and magnetotransport properties of manganite ceramics with insulators as additives

抄録

La0.6Sr0.4MnO3の組成の複合マンガン酸化物に酸化物SiO2、V2O5、Bi2O3またはCuOをモル比でLa0.6Sr0.4MnO3:MOx=100:8(MOxは添加した酸化物)となるよう添加したセラミックスを作製した。SrやLaを含む不純物が生成し、組成変動が考えられた。電気抵抗率は無添加試料が最も高く、SiO2、CuO、V2O5、Bi2O3添加試料の順に急激に低下した。無添加試料ではTc付近で磁気抵抗は僅かな極大を示し、CuO添加試料も同様であった。それ以外の添加試料ではそれらのTc付近で明瞭に極大値を示した。これら磁気伝導特性の変化は添加に伴う組成変動だけではなく、微細構造の変化にも由来すると予想された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680588727808
  • NII論文ID
    130006967975
  • DOI
    10.14853/pcersj.2002f.0.463.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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