酵素反応を用いた酢酸ジルコニウムを含むアルミナ-ジルコニア混合泥漿のその場成形

書誌事項

タイトル別名
  • Direct Casting of Alumina-Zirconia Slurries Using Enzyme Reaction with Zirconium Acetate

説明

本研究ではアルミナ(Al2O3)-ジルコニア(ZrO2)の混合泥漿はAl2O3の重量がそれぞれ0、30、50、70、100wt%となるように調製した。Al2O3の混合比が大きい方がZr-Acの添加効果が幅広い領域にわたっていた。Al2O3の混合比が50wt%以下のとき、pH5.2で最も流動性が向上し、70wt%ではpH4.7、100wt%ではpH4.3で最も流動性が向上した。そこで、最も流動性が向上する条件において泥漿の濃厚化を行った。その結果、Al2O3が100、70、50、30、0wt%のときそれぞれ86(60)、83.5(52.5)、83(49.5)、83(47.5)、83wt%(45.5vol%)まで濃厚化することが可能であった。以上の条件で濃厚化した泥漿から尿素-ウレアーゼを用いた酵素触媒反応によって複雑形状な成形体、焼結体を得ることができた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680590538752
  • NII論文ID
    130006969815
  • DOI
    10.14853/pcersj.2002f.0.200.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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