ナノボイド構造ZnO系酸化物のフォノン散乱と熱電特性

書誌事項

タイトル別名
  • Selective phonon scattering and thermoelectric properties of ZnO-based oxide with nanovoid structure

説明

熱電発電はエネルギーの高効率利用技術として期待されている。環境負荷の小さい酸化物熱電材料の中でも、ZnO系酸化物熱電材料は既存材料に匹敵する高い電気的熱電性能を示す。しかし熱伝導率が非常に高いため、熱電性能指数は実用水準の3割程度にとどまっている。我々は既に、ZnO系の中で最も優れた熱電性能を示すZn0.98Al0.02Oを母相として、100nmオーダーの閉気孔(ナノボイド)を分散させることにより、熱伝導率のみを効果的に低減できることを見出している。本研究では、ナノボイドの数、サイズ、分布等を詳細に調べ、ナノボイド構造の最適化を行って、フォノン選択散乱による熱電性能指数の向上を検討した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680591409024
  • NII論文ID
    130006971038
  • DOI
    10.14853/pcersj.2005s.0.256.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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