クエン酸金属錯体の熱分解法によるCuY<SUB>1-x</SUB>Ca<SUB>x</SUB>O<SUB>2</SUB>の合成

書誌事項

タイトル別名
  • Syntheses of CuY<SUB>1-x</SUB>Ca<SUB>x</SUB>O<SUB>2</SUB> by thermal decomposition method with metal-citric acid complex

説明

本研究ではp形透明半導体材料として注目されているデラフォサイト構造金属酸化物の中でキャリアの導入が容易であるとされているCuYO2の合成を行った。CuYO2ならびにCuY1-xCaxO2はクエン酸錯体の熱分解法により合成した。大気中においてクエン酸錯体の熱分解を行うことにより得られた前駆体相を低酸素分圧下、もしくは不活性ガス雰囲気中で熱処理を行うことによりデラフォサイト構造を有するCuYO2を得た。本方法では報告されている固相反応法に比べ、低温、短時間の合成が可能となった。得られた試料はヘキサゴナルとロンボヘドラルの混合相であった。現在、CuY1-xCaxO2の電気物性評価を進めている。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680591731712
  • NII論文ID
    130006971559
  • DOI
    10.14853/pcersj.2008f.0.238.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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