ポリアクリル酸ナトリウムを用いた酸化イットリウムナノ粒子分散体の調製

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タイトル別名
  • Preparation of Y2O3 Nanoparticles Dispersed in Liquid Using Poly(Acrylic Acid Sodium Salt)

抄録

ErをドープしたY2O3粒子を沈殿法により作製する際、前駆体析出時にポリアクリル酸ナトリウム共存下で共沈させることにより前駆体粒子の成長阻害が起き、熱処理後のY2O3粒子を微細化することができた。このときの熱処理は900℃ 0.5hの条件で行った。その結果粒子径は通常の沈殿法で平均粒子径60nm(結晶子42nm)であったのに対し、ポリアクリル酸ナトリウムの添加量の増大に伴ってその粒子径は減少し、CH2CHCOONa /Y2O3 = 20の割合で添加した粒子では平均粒子径は33nm(結晶子24nm)であった。また、他の高分子との比較では、ポリアクリル酸ナトリウム(分子量5100)で結晶子28nmであった添加量に対して、ポリビニルアルコール(分子量88000)では40nm、ポリエチレングリコール(分子量8750)では31nmであり、ポリアクリル酸ナトリウムが優位であるという効果を確認した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680592007680
  • NII論文ID
    130006972021
  • DOI
    10.14853/pcersj.2006f.0.301.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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