ソノケミカル法を用いたナノ構造マンガン酸化物の合成と高出力電極特性

DOI
  • 川岡 広和
    産業技術総合研究所 エネルギー技術研究部門
  • 日比野 光弘
    京都大学大学院エネルギー科学研究科
  • 周 豪慎
    産業技術総合研究所 エネルギー技術研究部門
  • 本間 格
    産業技術総合研究所 エネルギー技術研究部門

書誌事項

タイトル別名
  • High rate electrode properties of sonochemically synthesized nanostructured manganese oxide

抄録

ソノケミカル法を用いて高比表面積カーボンの表面にナノメーターサイズのマンガン酸化物層をコーティングした。コーティング層の厚さは超音波の照射時間、pH,溶液温度等の作製条件により制御することが出来た。マンガン酸化物の構造は空気中焼成と真空中焼成で異なり活物質中の水分量は真空中焼成200℃の条件で粒径成長無しに減少できることが判った。これらの電極を有機リチウム電解液を用いて電気化学特性を評価したとこと、カーボンとのナノコンポジットであるにもかかわらず165mAh/g 程度の容量を有し300Cの高速充放電が可能であった。これらのナノ構造電極は高出力型電池あるいはスーパーキャパシタ電極に応用することが可能である。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680592481280
  • NII論文ID
    130006972785
  • DOI
    10.14853/pcersj.2005s.0.523.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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