架橋ポリシルセスキオキサンにおける階層的多孔構造の形成とモルフォロジーの制御

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タイトル別名
  • Formation of hierarchical porous structure in bridged polysilsesquioxane with controlled skeleton morphology

抄録

界面活性剤とケイ素アルコキシドの協奏的な自己組織化により、ナノメートル領域のメソ孔が形成される。また、ケイ素アルコキシドの重縮合反応と並行してスピノーダル機構による相分離を誘起し、その過渡的構造をゲル化によって凍結することにより、均一な細孔径をもったマイクロメートル領域のマクロ孔が形成される。有機架橋をもつビス型アルコキシドを出発物質に用いて、これらの反応を同時に行うことにより、メソ孔とマクロ孔とを併せもつ階層的な多孔構造をもった物質を作製した。界面活性剤および複数の共存物質の相対濃度に依存して、メソ孔の形態および長距離秩序は変化し、それを反映して、板状、俵状、棒状などのマクロ骨格構造が得られた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680592854016
  • NII論文ID
    130006973392
  • DOI
    10.14853/pcersj.2005f.0.743.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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