表面仕上げと熱処理がジルコニアの2軸曲げ強さに与える影響

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タイトル別名
  • Effect of surface finish and heat treatment on the biaxial flexure strength of zirconia

抄録

3Y-TZPを比較対照とし、Ce-TZP/Al2O3 ナノコンポジットの2軸曲げ強さに与えるサンドブラストと熱処理の影響を検討した。ナノコンポジットの2軸曲げ強さは3Y-TZPより約1.5倍大きいが、両材料とも切断直後に最も大きく、熱処理により約20_%_強度低下した。熱処理後のサンドブラストにより2軸曲げ強さは約10_%_向上し、サンドブラスト後の熱処理により、また2軸曲げ強さは同じ値に低下した。X線回折図形より求めた単斜晶の体積_%_は両材料とも熱処理により低下し、熱処理後のサンドブラストにより増加し、サンドブラスト後の熱処理により、また低下した。ナノコンポジットの方が、この相変態の変化が大きく現れ、応力誘起による結晶変態が生じやすく、破壊靱性値が高いことを示唆していた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680593770624
  • NII論文ID
    130006974883
  • DOI
    10.14853/pcersj.2006f.0.626.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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