クレイエレクトロニクスの幕開け

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  • Clay Electronics

抄録

最近、伝導性有機物質のようなシリコン以外の材料を用いて柔軟性や透明性を備えた薄膜型電子デバイスをめざした研究が盛んである。我々はこれまで、地球上に抱負に存在し人体にも無害な粘土鉱物などの層状無機化合物を電子デバイスに応用することを検討してきた。たとえば、本来絶縁物である粘土鉱物も1ナノメーターの超薄膜にすると電子伝導性を示すことを見出した。また、剥離したペロブスカイト型ニオブ酸化物から作った薄膜が永続的光伝導性を示し、光照射下でn型半導体として働くことを明らかにした。 そこでp型半導体性を示す層状酸化物の探索を行った結果、人工合成された亜鉛を含む粘土鉱物がその性質を示すことを見出した。 これらのn型とp型の層状化合物のキャスト膜を用いてテロ接合界面を構築し、光ダイオード性デバイスを実現した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680595408512
  • NII論文ID
    130006977361
  • DOI
    10.14853/pcersj.2009f.0.1d05.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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