メカニカルミリング法と電気泳動法によるTiO2薄膜作製

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タイトル別名
  • Deposition of TiO2 thin film using mechanical milling and electrophoresis method

抄録

本研究では色素増感太陽電池の負極に用いるTiO2薄膜を電気泳動法を用いて作製した。電気泳動法の電極を液面に対して垂直に設置すると,薄膜の堆積中にTiO2がITOガラス基板からずり落ち,膜厚が不均一になった。そこで電極を水平に設置しITOガラス基板を下側に設置することでずり落ちを防ぐように試みた。このとき溶液中の分散が不十分な塊状のTiO2粒子がガラス基板上に沈殿してしまうため,ジルコニアボールを用いたメカニカルミリング(MM)にて塊状のTiO2粒子を砕いて十分に分散させた後,電気泳動を行った。MMにより薄膜表面のクラックや堆積していた塊状の粒子はなくなり,膜厚の均一な薄膜が作製できた。I-V特性を測定した結果フィルファクターは約0.51,発電効率は約3.2%となった。

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  • CRID
    1390282680595719552
  • NII論文ID
    130006977860
  • DOI
    10.14853/pcersj.2008s.0.2f22.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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