硫酸・硝酸・過酸化水素水によるガラス状炭素の湿式酸化・腐食挙動

書誌事項

タイトル別名
  • Oxidation and/or corrosion behaviors of glass-like carbon in sulfuric and nitric acids, and in aqueous hydrogen peroxide

説明

ガラス状炭素(Glass-Like Carbon: GLC)は、耐腐食性・耐酸化性に優れているため、酸水溶液存在下のような過酷な条件下で使用されることが多い。以前に我々は、GLCを高温の酸に長時間晒すことにより酸化減量が起こったことを報告した。本研究ではGLCの濃硫酸・濃硝酸・過酸化水素水による酸化・腐食における重量減少や表面組織の変化を表面官能基の解析と関連付けて詳細に調べた。各産に対し、70oCで0.5~7日間浸漬した。浸漬後、供試体を洗浄・乾燥し、分析を行った。処理前後での重量変化を測定した後、表面組織変化はSEM、表面官能基の同定は、XPSを使用し行った。硫酸・硝酸・過酸化水素水ともに重量変化や組織変化については、その種類により差異が見られた。この差異を官能基の変化に関連付けて考察した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680595923712
  • NII論文ID
    130006978189
  • DOI
    10.14853/pcersj.2010s.0.1c33.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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