新規プロトン伝導膜の合成と特性評価

書誌事項

タイトル別名
  • Preparation and electrochemical analysis of proton exchange membrane

説明

無加湿雰囲気下で使用可能な燃料電池用電解質膜の合成及び特性評価を行った。無加湿で稼動する燃料電池システムは、燃料電池の低コスト化につながるというメリットがある。得られた膜はリン酸が持つOH基をプロトン供給源とする有機無機ハイブリット膜であり、燃料電池用電解質膜として応用可能なハンドリング性の良い自立膜である。強制加湿を行わない状態で膜の伝導度は1.4×102 Scm-1(100℃)程度であり、水が蒸発する以上の温度でも高い伝導度を示した。膜の熱分析において水の離脱は確認されず、ガラス転移点が200℃以上の膜であることが確認された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680596561536
  • NII論文ID
    130006979206
  • DOI
    10.14853/pcersj.2008f.0.604.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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