酸化還元反応を用いた酸化マンガン-導電性高分子ハイブリッドの作製と電気化学特性

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タイトル別名
  • Preparation of Manganese Oxide - Conductive Polymer Hybrid and Its Electrochemical Property

抄録

マンガンは、2価から7価までの非常に幅広い原子価をとることから、酸化還元に対する活性が高く、二次電池や電気化学キャパシタの電極などに応用されている。一方、導電性高分子は、イオンの吸脱着やアニオンのドープ・アンドープなどの一種の酸化還元反応を利用した、レドックスキャパシタの電極としての応用が検討されている。そこで本研究では、過マンガン酸の還元による沈殿生成と導電性高分子モノマーの酸化重合反応により酸化マンガン-導電性高分子複合体の作製について検討した。pHを1とした場合、ポリマーにポリアニリンを使用すると酸化マンガンはほとんど析出しないのに対し、ポリピロールを使用した場合、酸化マンガンとポリピロールとの複合体が作成されることが分かった。またこの複合体では、酸化マンガン単体よりはやや電気化学的活性度が高かった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680597087232
  • NII論文ID
    130006980027
  • DOI
    10.14853/pcersj.2011f.0.787.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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