Laboratory and field evaluation of the bait containing bistrifluron and boric acid against several kinds of ants
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- Kamei Nobuhiro
- アース・バイオケミカル株式会社
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- Aki Ryohei
- アース・バイオケミカル株式会社
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- Hamada Masahiro
- アース・バイオケミカル株式会社
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- Suzue Mitsuyoshi
- アース・バイオケミカル株式会社
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- Utsumi Yosaburo
- アース・バイオケミカル株式会社
Bibliographic Information
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- ビストリフルロンとホウ酸を含有する顆粒状ベイト剤の数種アリ類に対する効力
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Abstract
キチン合成阻害剤ビストリフルロンは昆虫に対し、微量で極めて高い脱皮阻害効果と不妊効果を示し、本邦ではユスリカ、チョウバエ等の幼虫駆除用剤やシロアリ駆除用ベイト剤の主剤として既に用いられている。今回、ビストリフルロンとホウ酸を有効成分とする顆粒状ベイト剤「アンツノー」を創製し、アルゼンチンアリを始めとする数種アリ類に対する効力を評価した。本剤の数種在来アリに対する基礎効力を調べた結果、アリ類の喫食性は高く、遅効性ではあるものの、優れた殺虫効力が認められた。次に、トビイロシワアリ、クロヤマアリ等の在来アリを対象とした野外効力試験を行った結果、優れた誘引性と運搬性が認められ、強いコロニー駆除効果が認められた。さらに、2010年6月から10月にかけて、神戸市摩耶埠頭内に生息するアルゼンチンアリを対象に防除試験を行った。本剤4gを入れたベイトステーション50個を約10m間隔で直線状に設置し、ほぼ2週間ごとに粘着トラップによる生息密度調査を行った結果、本剤を適宜追加処理することにより、生息個体数は漸減し、処理2カ月後には処理前の5%以下の水準にまで生息密度は低下した。 以上の試験結果より、顆粒状ベイト剤「アンツノー」はアルゼンチンアリを始めとする数種アリ類に対して優れた防除効果を示し、実用性を有することが明らかとなった。
Journal
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- Abstracts for the Annual Meetings of the Japan Society of Medical Entomology and Zoology
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Abstracts for the Annual Meetings of the Japan Society of Medical Entomology and Zoology 63 (0), 70-70, 2011
The Japan Society of Medical Entomology and Zoology
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680597505664
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- NII Article ID
- 130005478313
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed