河川緑地で繁殖するチョウゲンボウの採餌活動に関する事例的研究

  • 今井 絢子
    日本大学大学院生物資源科学研究科生物環境科学専攻
  • 本村 健
    中野市教育委員会事務局生涯学習課
  • 勝野 武彦
    日本大学生物資源科学部植物資源科学科

書誌事項

タイトル別名
  • A Case Study on Feeding Activity of <I>Falco tinnunculus</I> Breeding in Riparian Open Spaces

説明

群馬県の都市域および郊外域の利根川河川緑地において、猛禽類のチョウゲンボウに着目し、その餌資源である小型鳥類とハタネズミの生息量とチョウゲンボウの採餌活動を調査した。本種は周辺土地利用に応じて採餌活動を変化させており、餌内容は都市域では小型鳥類の占める割合が高く、郊外域では小型鳥類とハタネズミが同程度の割合であった。両調査地でチョウゲンボウは小型鳥類を河川緑地外で採餌することから、採餌を行なう上で河川緑地外に何らかの有利な点があることが示唆された。また、小型鳥類以外の餌資源については河川緑地内で採餌する傾向が強かった。特に、都市域では市街地を主要な採餌場所としておりスズメへの依存度が高かった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680598688384
  • NII論文ID
    130006982015
  • DOI
    10.11492/ceispapers.ceis19.0.389.0
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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