<b>「里山農業環境を持続させる権利」に関する考察 </b><b> </b>

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タイトル別名
  • An Inquiry into “the Rights to Sustain an Agricultural Environment of Satoyama”
  • 「里山農業環境を持続させる権利」に関する考察
  • 「 サトヤマ ノウギョウ カンキョウ オ ジゾク サセル ケンリ 」 ニ カンスル コウサツ

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抄録

<tt>安曇野の里山農業地帯に廃棄物の中間処理施設が出現した。地域住民は大気汚染や水質汚濁などによる環境悪化を恐れて反対運動を開始し,住民の一部は,県や市に操業の許可取消を求める行政訴訟,</tt> <tt>業者に不法行為にもとづく損害賠償と人格権および財産権を根拠とする操業の差止めを求める民事訴訟を</tt> <tt>提起した。運動の趣旨は環境保護の主張であり,住民の多くは先祖から承継した里山農業環境を次世代に</tt> <tt>引き渡す義務があると考えている。しかし,裁判では正面から環境権を主張できない。安曇野の里山農業</tt> <tt>環境と住民の自然観にもとづいて,環境権や自然の権利と里山農業環境を持続させる権利との関係につい</tt> <tt>て考察する。</tt>

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