ラオス国カムワン県マラリア流行地での殺虫剤塗布蚊帳使用後のマラリア感染率と蚊の調査結果
書誌事項
- タイトル別名
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- Survey on malaria and Anopheles mosquitoes after distribution of insecticide impregnated net in malaria endemic area of Khammouane Province, Lao PDR
説明
私達は1999年8-9月、と12月にラオス国カムワン県のマラリア流行地、ボラバ郡の3村で調査を行い、ハマダラカの種類や数、人吸血嗜好性の程度、活動時間、マラリア原虫検出結果について報告してきた。ラオスではマラリア対策の一環として殺虫剤塗布蚊帳の使用を奨励している。調査地でも、1999年12月の調査後、殺虫剤塗布蚊帳の配布がJICAの無償援助が開始された。殺虫剤塗布の蚊帳の効果を知るために、2000年8月にこれらの3村で住民のマラリア原虫の感染率、ハマダラカの調査を行った。その結果、マラリア感染率は塗布蚊帳を配布したNapoungで著しく低下した。An. dirus数や全採集個体数に対する割合は、前年(蚊帳配布前)と比較してNapoung村で著しく減少し、他の2村(普通の蚊帳を配布、蚊帳の配布なし)では前年の値と著しい差は見られなかった。
収録刊行物
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- 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集
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日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 54 (0), 31-31, 2002
日本衛生動物学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680599696640
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- NII論文ID
- 130006983143
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可