ヤマトヤブカの発育に対するニームオイル製剤の効果
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- 山下 伸夫
- 東北農研センター家畜環境研
書誌事項
- タイトル別名
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- The effect of a neem oil formulatin on growth in Aedes japonicus
説明
近年、環境に対する負荷を軽減した害虫制御法として、ニームオイルや木酢液などの植物から抽出した薬剤の利用が園芸作物を中心に拡がっている。特にニームオイルについてはその摂食阻害効果が作物害虫などで認められている。ハエや蚊など衛生害虫の産卵や発育に対する阻害効果は海外では研究されているが、日本においては研究が少ない。演者は主要な家畜吸血害虫であるヤマトヤブカの幼虫に対する発育抑制効果を調べた。その結果、市販ニームオイル製抗害虫資材(アザディラクチン15000ppm含有)では50000倍希釈水溶液中で顕著に羽化が阻害された。また市販木酢液では400倍希釈水溶液中の飼育でも幼虫は成育阻害は起こさなかった。対照薬として用いたDDVP(デイクロボス5%含有)は660000倍希釈水溶液での飼育で殆ど羽化が阻止された。
収録刊行物
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- 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集
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日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 54 (0), 21-21, 2002
日本衛生動物学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680599714176
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- NII論文ID
- 130006983166
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可