ラグビーボールの空力特性に及ぼすボールコーナーの影響

書誌事項

タイトル別名
  • The Influence of 4 Corners of a Rugby Ball on Aerodynamic Characteristics

説明

ラグビーのハイパントは無回転、或は低速回転でボールを高く蹴り上げるキックである。ハイパントでは、しばしば空中でボールが予測不能に揺れる。プレーヤーにはキャッチし難いキックで、不思議な現象として認識されてきた。そこで、無回転のラグビーボールの空力特性を風洞実験により調べた。縫い目位置を変数とした空気力測定の結果、迎え角が90°の場合(ボールの投影面積最大)には、縫い目が1回転する間に横力は4周期分の変化をすることが明らかになった。この原因をオイルフローによる可視化実験で調べたところ、ボールの4つのコーナーが流れに対して左右非対称の位置にある場合には、左右で境界層剥離位置が異なることが明らかになった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680600379136
  • NII論文ID
    130005023657
  • DOI
    10.14887/jaweam.2004.0.37.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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