スケール比と乱れ強度に着目した乱流シミュレーションの検討

書誌事項

タイトル別名
  • Study on Simulation of Wind-tunnel Turbulent flow focused on Its Scale Ratio and Intensity

説明

構造物の空力振動を評価する際に気流の乱れの影響を適確に考慮する必要があるが,一般には乱れ強さを相似した気流を用いて風洞実験を行う場合が多い.  一方,剥離せん断層の形成には気流の風速変動成分のうち,小スケール渦の影響が大きいと言われており,Irwinは小スケール渦領域のスペクトル強度を相似することで,気流の乱れが構造物の空力振動に与える効果をより適確に再現できるとしている.  本研究では,小スケール渦成分が物体まわりの流れ状況に与える影響を背圧係数によって調べ,風洞実験における乱流シミュレーション法に関して検討を行った.その結果,乱れ強さの一致よりも小スケール渦領域でのスペクトル強度を相似させた乱流間で,背圧係数の一致がよいことが確認できた.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680601091712
  • NII論文ID
    130004606956
  • DOI
    10.14887/jaweam.2007.0.45.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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