光形態形成のnegative regulatorの1つであるCOP10複合体(CDD complex)の精製と機能解析

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タイトル別名
  • <I>Arabidopsis</I> COP10 forms a complex with DDB1 and DET1 <I>in vivo</I> and enhances the activity of ubiquitin conjugating enzymes

抄録

Arabidopsis COP10はCOP1, DET1, COP9 signalosome (CSN)と協調して光形態形成を負に制御すると考えられている。COP10はユビキチン結合酵素(E2)と相同性が高いが、活性残基を欠いていることからE2 variant (UEV)である。今回、我々はCOP10がE2と相互作用して、E2活性をenhanceすることを明らかにした。さらに、COP10がin vivoでCOP1やCSNと相互作用することも確認した。また、我々はCOP10がUV-damaged DNA-binding protein 1a (DDB1a)とDe-etiolated 1 (DET1)とCDD (COP10, DDB1a, DET1) complexを形成することを明らかにして、このcomplexもE2活性をenhanceすることを明らかにした。このことから、CDD complexはユビキチン化促進因子として機能することで、光形態形成のpositive regulatorsのユビキチン・プロテアソーム依存的分解を制御していると示唆された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680604830080
  • NII論文ID
    130006988426
  • DOI
    10.14841/jspp.2005.0.871.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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