シアノバクテリア<I>Synechococcus</I> sp. PCC 7942の概日位相調節変異の原因遺伝子<I>cmpR</I>の同定
書誌事項
- タイトル別名
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- Circadian phase-delay in the <I>cmpR</I> disrupted cyanobacterium <I>Synechococcus</I> sp. PCC 7942
抄録
pex 遺伝子は概日時計の周期を延長する機能を持っており、その発現は暗期で誘導される。このことからpex の発現調節経路の存在が考えられた。そこでpex の生物発光レポーター株をつかって、pex 発現の突然変異体をスクリーニングした。その結果発光とpex mRNAレベルが共に強い突然変異体を得ることができた。変異の原因であると考えられるカナマイシン耐性遺伝子は重炭酸塩のトランスポーターの遺伝子群を調節する転写因子CmpRをコードするcmpR (小俣ら2001)を遺伝子破壊していた。変異体のリズムの位相は野生型のものより6時間後退していたが、この変異表現型はcmpR 遺伝子断片による形質転換体では正常に戻ることが確認できた。また、この変異体のpex 遺伝子を破壊して得られたcmpR /pex 二重遺伝子破壊体のリズムは野生型に近付いたので、cmpR 破壊体のリズム異常にはpex 発現が必要であることが暗示された。これらの結果から、cmpR とpex は同じ経路で概日振動体を調節していると考えられる。
収録刊行物
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- 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
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日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2004 (0), 171-171, 2004
日本植物生理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680605057792
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- NII論文ID
- 130006988688
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可