FT-ICR/MS分析におけるメタボロームプロファイリング:メタボローム解析システムと植物代謝物質検索システムを用いた代謝産物解析
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- 中村 由紀子
- 奈良先端大・情報 愛媛女子短大・生命科学研
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- 真保 陽子
- 奈良先端大・情報
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- 旭 弘子
- 奈良先端大・情報
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- Md. Altaf-Ul-Amin
- 奈良先端大・情報
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- 黒川 顕
- 奈良先端大・情報
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- 及川 彰
- 大府大院・生命環境 バイオテクノロジー開発技研
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- 木村 篤子
- 大府大院・生命環境
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- 森下 宜彦
- かずさDNA研・NEDO基盤研
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- 櫻井 望
- かずさDNA研・NEDO基盤研
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- 鈴木 秀幸
- かずさDNA研・NEDO基盤研
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- 平井 優美
- 理研・PSC & 千葉大院・薬
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- 矢野 美弦
- 理研・PSC & 千葉大院・薬
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- 斉藤 和季
- 理研・PSC & 千葉大院・薬
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- 太田 大策
- 大府大院・生命環境
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- 柴田 大輔
- かずさDNA研・NEDO基盤研
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- 北山 雅彦
- 愛媛女子短大・生命科学研
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- 金谷 重彦
- 奈良先端大・情報
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of a High-Throughput Comprehensive Analyzing System for Metabolome Analyses using FT-ICR/MS
抄録
我々は、FT-ICR/MSなどの質量分析装置から大量に得られるメタボローム情報をハイスループットかつ体系的に解析するツールを開発した(第46回年会)。植物を中心とした代謝物質データベースとその検索エンジン(KNApSAcK)については既に公開している(http://kanaya.naist.jp/KNApSAcK/)。これらのシステムを用い、シロイヌナズナサンプルにおいて代謝解析を行った。FT-ICR/MS分析によりスペクトルデータを取得し、内部標準物質の検出m/z値と分子量の理論値を元にm/zを校正した。繰り返し実験において再現性の高いもの、またその強度においても再現性の高いものを抽出することにより、生育条件特異的にその蓄積量が変動する代謝物質のm/zデータを絞り込むことができた。その数は、最初に得られたm/zデータ総数の10%以下であった。それらのm/z値より、KNApSAcKを用いて候補となる物質名を検索すると、既にシロイヌナズナにおいてその存在が報告され、分子構造が決定されている天然化合物と思われる物質が幾つかあることがわかった。また、他種植物でしか確認されていないものや、物質名称の予測ができないものがあった。これらの新規メタボライトは,シロイヌナズナの網羅解析並びにシステムズバイオロジーの分野において重要な役割を果たすと考えられるため、随時、単離・構造決定を行う。
収録刊行物
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- 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
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日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2006 (0), 889-889, 2006
日本植物生理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680607665024
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- NII論文ID
- 130006991916
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可