アイスプラント由来の RNA 結合タンパク質の機能解析

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis Of An Ice Plant Chloroplast RNA Binding Protein

説明

アイスプラント(Mesembryanthemum crystallinum)は、高塩濃度の土壌や乾燥地帯で生育するツルナ科の植物である。当研究室では大腸菌を用いた機能スクリーニング法で塩処理をしたアイスプラントの葉由来の cDNA ライブラリーから、大腸菌の耐塩性を向上させる因子として葉緑体型 RNA 結合タンパク質 (McRBP) をコードすると考えられる cDNA の単離に成功している。これまでに葉緑体型 RNA 結合タンパク質の発現と塩ストレス耐性の関連については全く明らかにされていない。一方、RBPと部分的な相同性を有するタンパク質であり、RNAシャペロンの一種として知られている大腸菌のcold shock protein (CspA) は、低温下で RNA の高次構造形成を阻害、転写を促進し、大腸菌が低温適応に関与していると考えられている。本研究ではCspAとRBPを比較しながら、RBPの耐塩性に関する未知の機能の解析を試みた。本研究の一部は NEDO からの平成 15 年度産業技術研究助成事業の助成で行われた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680608889856
  • NII論文ID
    130006993734
  • DOI
    10.14841/jspp.2006.0.821.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ