アシルグルコース依存型アントシアニン配糖化酵素の酵素学的解析

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タイトル別名
  • Kinetic characterization of acyl-glucose dependent anthocyanin glucosyltransferases of carnation and delphinium

抄録

カーネーション花弁より精製したアシルグルコース依存型アントシアニン 配糖化酵素(AAGTs) は、48 時間反応を触媒する安定な酵素であり、至適 pH と温度は、4.5 - 6.0 と 40 - 45°Cであった。AAGTs は 3 位が糖(または更に有機酸)で修飾されたアントシアニンのみを糖受容体とする一方で、様々なアシルグルコースを糖供与体とした。植物精製(及び組換え) AA5GT のシアニジン 3-グルコシド(Cy3G)に対する kcatKm は 0.06 (0.07) s-1、13.0 (6.5) μM、バニリル-β-D-グルコース(VG)に対する kcatKm は 0.01 (0.01) s-1、46.5 (51.9) μMであった。AA7GT の Cy3G に対する kcatKm は 0.17 s-1、22.9 μM、VGに対する kcatKm は 0.10 s-1、260.8 μMであった。また AAGTs のシグナルペプチドと GFP を融合させたタンパク質を一過発現させたタマネギ表皮細胞で GFP 蛍光を観察した結果、AAGTs は液胞に局在していることが示唆された。この研究は生物系産業創出のための異分野融合研究支援事業により行った。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680611327104
  • NII論文ID
    130006997032
  • DOI
    10.14841/jspp.2011.0.0393.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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