マイクロビーム照射実験の結果をブロードビーム照射実験の結果と比較していくための課題

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タイトル別名
  • To address the issue involved in the comparison of the dose of microbeam experiments with that of broadbeam ones.

抄録

低線量・低フルエンス照射実験では、細胞集団の個々の細胞がポアソン分布に従い不均一に被ばくする(マクロスケール)。一方、近年研究が盛んに行われているマイクロビーム照射実験では、1細胞の核を狙って一定量の放射線を照射することが可能であり、1細胞ごとの正確な被ばくを評価し解析を行うことができる(マイクロスケール)。しかし、このマイクロスケールとマクロスケールの放射線影響には、バイスタンダー効果の有無や吸収線量Gyの適用限界のため、両者をつないで議論することには、未だ多くの課題が存在する。各論であるバイスタンダー効果、放射線エネルギー分布の不均一性、さらにはマイクロドジメトリに触れる前に、これらの課題を分かりやすく概説したい。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680616127488
  • NII論文ID
    130006999370
  • DOI
    10.11513/jrrsabst.2011.0.38.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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