ウェーブレットを利用した医用CR画像のノイズ適応除去の一方法

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タイトル別名
  • An Adaptive Denoising Method for Medical CR Images Using Wavelet

抄録

今日の医用画像診断に用いられる画像は、X線を用いて形成される。X線画像の粒状性は、照射線量や量子モトルによって変化し、照射線量の減少と共にX線画像の粒状性が劣化する。特にCR画像に関しては、諧調処理や周波数処理等画像処理の影響により強調される場合あり、従来のフィルムシステムに比べ粒状性が劣って観察される場合がある。画像形成の際、発生するX線は受光系に不連続に到着するため、時間的、空間的揺らぎが生じ、その揺らぎはポアソン分布に従う。そのため、ポアソン性雑音が加わった画像となる。 本研究では,ウェーブレット領域において従来のしきい値処理の後に、 方向依存型メジアンフィルタ(DirectionalAdaptive Median Filter:DAMF) を用いた医用CR画像のポアソン雑音除去システムを提案する。DAMF により、 窓内における大振幅雑音を除去し、 かつ、 各方向に従ったエッジ成分の劣化を抑えることができることを示す。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680622982528
  • NII論文ID
    130004599442
  • DOI
    10.11511/jacc.47.0.226.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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