Within-a-day changes of blood chemistry parameters in dogs and influence of fenofibrate

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  • イヌの生化学検査値の日内変動およびfenofibrate投与の影響

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【目的】イヌを用いた一般毒性試験では,生化学検査は通常,前日からの絶食条件下で午前中に実施する.しかし,投与後経時的に生化学検査を実施した実験において,対照群の生化学検査値が変動する傾向がうかがわれ,日内変動把握が必要と考えられた.今回,午前給餌あるいは午後給餌の条件下で経時的に採血し,生化学検査値の日内変動について検討した.さらに脂質低下作用を持つfenofibrateを投与し,脂質パラメータへの影響についても検討した.【方法】実験1:ビーグル犬雌雄各3頭を用い,午前(9時~10時)給餌あるいは午後(13時~14時)給餌の条件下で9,10,11,13,17時,翌日の9時に生化学検査を実施した.実験2:ビーグル犬雌雄各5頭を,対照群(雌雄各2頭)及びfenofibrateの150 mg/kg投与群(雌雄各3頭)に群分けした.30分間制限給餌後30分以内に投与する条件下で4週間反復経口投与し,Day 1およびDay 28の投与前(Day 28),投与後1,2,4,8,24時間に生化学検査を実施した.【結果および考察】実験1:午前・午後給餌の両条件ともに、total cholesterol,phospholipid及びtriglycerideが給餌4時間後に高値を示した.Urea nitrogenが給餌1~4時間後に高値を,creatinineが給餌直前にわずかな高値を示した.これらは食餌に伴って変動したと考えられた.実験2:対照群では実験1の結果が再現された.Fenofibrate投与ではDay 28のtotal cholesterol及びphospholipidが1日を通して対照群より低値であった.Triglycerideは給餌前に対照群をわずかに下回る程度であったが,給餌後の上昇は抑制された.

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680636056704
  • NII Article ID
    130007004138
  • DOI
    10.14869/toxp.34.0.5106.0
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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