非近接熱発電器の提案

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タイトル別名
  • Proposal of thermal electronics utilizable in non-close range

抄録

通常の熱電変換素子は,電極の一方を高温に、もう一方を低温にすることによって発電するが、両電極の距離は1cm程度と近接している。しかし、短い距離で温度差が大きくなるような環境は、自然界にはほとんど存在しない。そこで、両電極を切り離して、電極間を導線でつなぐ方法が近年提案された。この方法では、電極の表面のみを高温部と低温部に接触させることによって発電可能であるが、電極全体を高温部と低温部にすると発電しなくなる。本研究では、その問題を解決する方法を提案する。本手法は、電極間の導線部に新たに熱電変換素子を追加する。これによって、電極全体を高温部と低温部にしても発電可能となる。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680638215936
  • NII論文ID
    130005033059
  • DOI
    10.11527/jceeek.2008.0.340.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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