動画像可逆圧縮のための時空間勾配による3次元予測

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タイトル別名
  • 3D Prediction Using Spatio-Temporal Gradients For Video Lossless Compression

抄録

本論文では,動画像を対象とし,時空間勾配を利用した3次元予測による可逆圧縮法を提案する.これは,従来GAP,MED などの水平および垂直方向のエッジに着目した予測方式に対して,エッジの方向をより細かく捉えた,2次元空間勾配を利用した静止画像圧縮法を拡張し,3次元時空間勾配を利用した動画像圧縮へ適用したものである.この際, 前フレームに対して動き補償(MC)を適用することで時間方向の相関を効果的に利用し,3次元予測の効率を高めている.実験の結果,符号化レートはJPEG-LSをフレーム毎に独立に適用した場合を13~38%下回るなど,可逆符号化方式として優れた性能であることが確認された.

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  • CRID
    1390282680639189504
  • NII論文ID
    130005033429
  • DOI
    10.11527/jceeek.2008.0.94.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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