FL関数の無い8段MISTY2の32階差分攻撃の高速化(II)

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タイトル別名
  • The improved 32nd-order differential attack on MISTY2 without FL functions (II)

抄録

MISTY2は1996年に三菱電機の松井が提案したブロック暗号アルゴリズムであり、ブロック長は64ビット、鍵長は128ビットである。以前に我々はFL関数の無いMISTY2で8段目のFI82関数入力の上位7ビットの32階差分がゼロとなる特性を発見し、この特性を利用した攻撃手法を報告した。本稿ではFergusonらが提案した部分和法を用いて、解読時の中間データのmod2頻度分布関数を導出することにより、攻撃に要する計算量を削減し、32階差分攻撃を高速化できることを報告する。結果として従来の攻撃手法よりも約2^{7}倍高速化できることを示す。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680641469056
  • NII論文ID
    130005479873
  • DOI
    10.11527/jceeek.2012.0_311
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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