周波数軸変換によるロンバード音声の認識率の改善

書誌事項

タイトル別名
  • Improvement of recognition rate of Lombard voice by frequency warping method

説明

本研究では、大声で生じるロンバード効果による認識率低下の改善を目的とする。母音を通常の発声と大声で録音すると、大声の方が全体的に第一・第二フォルマントが上昇する傾向にある。そこで、1次の全域通過フィルタの位相特性を利用し、大声のスペクトル包絡の周波数軸変換係数αを負にして、周波数軸の低周波領域を縮める事で、フォルマントを擬似的に低域にシフトさせ、認識率の向上を図った。その結果、各母音によってフォルマントのシフトの方向や度合いが異なるため、一部の母音で認識率は悪化したが、全体的な認識率は改善した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680641541632
  • NII論文ID
    130005455558
  • DOI
    10.11527/jceeek.2011.0_321
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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