ラマン分光法による発酵気体の定量
書誌事項
- タイトル別名
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- Quantitative analysis of fermentation gases by Raman spectroscopy
説明
近年、地球温暖化の原因である二酸化炭素を防止するため化石燃料に変わるクリーンなエネルギーの開発が望まれ、その中でも水素エネルギーが注目されている。水素発酵の研究を行うにあたり水素の定量は大きな課題である。一般的に気体分子はガスクロマトグラフィーにより定量されるが、発酵気体のような多成分系の中に存在する少量の水素の定量は困難である。気体の測定で多く使用されている熱伝導度検出器では、試料分子とキャリアーガス分子との熱伝導度の差を利用しているため、キャリアーガスと同程度の熱伝導度をもつ試料のピークはブロードになり、検出しにくくなってしまう。昨年の本研究発表会でラマン分光法による発酵気体の成分を同時検出する方法を提案し、各成分が明瞭に観測できることを報告した。今回、ラマン分光法を用いて発酵気体の定量分析を試みた。結果、基準物質との面積強度を用いることで発酵気体中の水素の発生量を求めることができた。
収録刊行物
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- 廃棄物学会研究発表会講演論文集
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廃棄物学会研究発表会講演論文集 18 (0), 170-170, 2007
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680642626944
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- NII論文ID
- 130004640236
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可