量限定子を持つファジィルールの抽出手法の拡張 ー2属性間の全域的な関係の利用ー

DOI
  • 馬野 元秀
    大阪府立大学 大学院理学系研究科 情報数理科学専攻
  • 村井 昭仁
    大阪府立大学 大学院理学系研究科 情報数理科学専攻
  • 瀬田 和久
    大阪府立大学 大学院理学系研究科 情報数理科学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Extension of Extraction Method of Fuzzy Rules with Fuzzy Qualifiers Using Global Associations between Two Attributes

抄録

データから有意義な知識を獲得するデータマイニングの研究が盛んに行われている。我々は、以前、人間が容易に理解ができるようにするために、ファジィ集合とファジィ量限定子により知識を自然言語で表現する方法を提案した。このとき、属性値をファジィ集合で限定して知識を獲得しているため、たとえば「属性 A が大きくなるにつれて全域的に属性 B も大きくなる傾向が強いほとんどすべてのデータはクラス C_1 である」のような属性の全域を対象とした知識の獲得ができていない。そこで、本研究では、まず属性値を属性ごとに平均が 0、標準偏差が 1 になるように正規化した上で極座標で表す。そして、すべての 2 属性間についてデータの偏角をファジィ集合で限定することにより、2 属性間の関係を抽出する。これは、属性値の大きさによらない全域を対象とした知識となっている。この手法の結果を数値実験によって示す。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680643303296
  • NII論文ID
    130004730371
  • DOI
    10.14864/fss.23.0.835.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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