ファジィ理論を考慮した形態学的連想記憶

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タイトル別名
  • A Morphological Associative Memory Based on Fuzzy Theory

抄録

近年、連想記憶に関する研究が盛んに行われている。しかしながら、ホップフィールドモデルに代表される従来の連想記憶モデルにおいては、その性能の限界も感じられる。そのような状況の中、Ritterは形態学的連想記憶を提案し、その中で記憶配列WとMを取り上げている。記憶配列Wは、欠落雑音に対して想起率が良く、Mは、付加雑音に対して想起率が良い。しかしながら、WとMは、両方の雑音を含む一般雑音に対してはうまく想起することができない。この従来の形態学的連想記憶は、クリスプな値でミニマックス代数演算を用いて連想記憶を実現していた。本論文では、パターンを想起させる計算過程においてファジィ集合論を利用し、クリスプ値ではなく中間値までを扱う手法について報告する。この方法では、一般雑音に対し高い想起率が得られることを数値実験により示す。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680643392384
  • NII論文ID
    130004730337
  • DOI
    10.14864/fss.23.0.701.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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