臭素系難燃剤含有プラスチックの焼却処理による有機臭素化合物の排出傾向

  • 三宅 祐一
    横浜国立大学安心・安全の科学研究教育センター
  • 菅野 聡
    横浜国立大学大学院環境情報研究院
  • 亀屋 隆志
    横浜国立大学大学院環境情報研究院
  • 小林 剛
    横浜国立大学安心・安全の科学研究教育センター

書誌事項

タイトル別名
  • Determination of brominated chemicals in flue gas and fly ash from combustion of plastics containing decabromodiphenyl ether

説明

臭素系難燃剤は、テレビ等の多くの家電中プラスチック等に使用されている。しかし、主な臭素系難燃剤の一つである臭素化ジフェニルエーテル類(PBDEs)の一部は、環境残留性、生物蓄積性および生態毒性を持つため、ヒト健康リスクが懸念されており、適切な処理をする必要がある。 これら臭素系難燃剤の処理方法として、焼却処理が有効な方法の一つと考えられるが、PBDEsの燃焼により臭素化ダイオキシン類等が副生成することが報告されていることから、焼却処理時の有機臭素化合物の排出傾向を包括的に把握することが重要である。 そこで本研究では、臭素系難燃剤の焼却処理における各種有機臭素化合物の排出傾向を調査することとした。また同時に、臭素化合物中の総臭素量の指標である半・難揮発性有機臭素(SNVOBr)を測定することで、未知の有機臭素化合物の存在について考察した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680644147840
  • NII論文ID
    130005034196
  • DOI
    10.14912/jswmepac.19.0.190.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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