不法投棄廃棄物等掘削現場におけるメタンを指標とした有害ガス簡便モニタリング手法の提案

書誌事項

タイトル別名
  • Proposal of convenient monitoring method for hazardous gases based on methane during wastes excavation in reclamation sites.
  • フホウ トウキ ハイキブツ トウ クッサク ゲンバ ニ オケル メタン オ シヒョウ ト シタ ユウガイ ガス カンベン モニタリング シュホウ ノ テイアン

この論文をさがす

抄録

不法投棄物や最終処分場の埋立廃棄物の掘削現場において、ハンディータイプオープンパス型メタン自動計測器によって連続計測したppmレベルの大気中メタン濃度を指標とする作業環境の有害ガス簡便モニタリング手法を提案し、掘削現場への適用可能性を検討した。 結果として、不法投棄現場や最終処分場から発生するガス中の有害ガスはメタンと共存すること、有害ガスとして注目されるのは硫化水素である場合が多いこと、硫化水素のメタンに対する濃度比の最大値は10^-1程度であることを示し、大気中メタン濃度が発生ガス中の有害ガスの潜在的な危険性を安全側で評価する指標となることを明らかにした。 また、掘削現場での影響が懸念される硫化水素等の有害ガスの許容濃度、有害ガスのメタンに対する濃度比の最大値および安全率を考慮して設定したメタン濃度の管理値を計測値と比較する提案手法が、掘削現場の安全管理のためのモニタリングに適用できることを示した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ