一般社団法人 静岡県理学療法士会における公開講座の取り組みついて
Abstract
【はじめに】<BR> 一般社団法人 静岡県理学療法士会・社会局(以下 当局)は公益支援事業推進の柱として,1991年~2004年にかけて、一般市民および関連職種を対象として、『地域リハビリテーション研修会』を実施してきた。2005年度事業より事業名称を『公開講座』に改め、毎年2月に1回開催している。今回、過去4回の取り組みを紹介し、その課題と展望について報告する<BR> 【公開講座のテーマおよび参加者数】<BR> 当局公開講座研修部がまとめ役となり,テーマの決定・特別講演・患者関係諸団体とのシンポジウム等企画立案,運営を行っている.<BR>第1回「高次脳機能障害とリハビリテーション~今から私たちのできること~」参加者376名. 第2回「糖尿病に効く『運動』を見つけよう」参加者316名. 第3回「中高年の自立と介護~10年後も自分らしく生き生きと~」参加者271名. 第4回「成長期のスポーツ障害とその対処法」参加者160名.<BR> 【後援依頼と広報活動】<BR> 後援としては県,開催市,医療・介護・福祉関係団体,患者家族会,テレビ放送各局,新聞各社から得た.広報活動として,県士会ホームページ,広報誌「ゆまにて」掲載,ポスター・チラシ配布(全765箇所)、マスコミに対し行った.<BR> 【アンケート結果】<BR> 第1~4回より,「満足・やや満足」以上91%と良い回答が得られ,中高年以上の年齢層では満足度が高く,テーマ設定も適切であった.そして,第3・4回のアンケート結果より「理学療法士の名前も業務内容も知らない」・「理学療法士の名前だけは知っていた」が41%もあり,理学療法あるいは理学療法士の社会的認知度は予想以上に低いものであった.また,本研究の倫理的配慮として,データから個人の特定できないように集計した結果のみを用いたと共に、静岡県理学療法士会理事会においてデータ活用の承認を得ている.<BR> 【まとめ】<BR> 参加者の内訳より,40代以降69%と高く,若年層への取り組みが課題と考えられる.将来的展望として,理学療法(士)の啓蒙活動(公開講座・広報PT週間部・介護予防キャラバン等)を更に積極的に推進し、社会的ニーズに適合した企画立案が重要である.
Journal
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- 東海北陸理学療法学術大会誌
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東海北陸理学療法学術大会誌 25 (0), 110-110, 2009
東海北陸理学療法学術大会
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680645354240
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- NII Article ID
- 130007007075
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed