透過光植生指数を用いた森林の葉面積指数および乾燥ストレスの推定に関する実験的研究

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タイトル別名
  • Experimental Study for Estimation of Leaf Area Index (LAI) and Vigor Using Transmitted Spectral Properties
  • トウカコウ ショクセイ シスウ オ モチイタ シンリン ノ ヨウメンセキ シスウ オヨビ カンソウ ストレス ノ スイテイ ニ カンスル ジッケンテキ ケンキュウ

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抄録

森林植生の分布や植生変動のモニタリング手法の1つとして, 林内透過光の分光特性による植生評価手法の提案を試みた。群落密度 (葉面積指数) および活力度 (乾燥ストレス度) の異なるアラカシ模型林分を対象に. 林冠からの反射光および林内への透過光について, 可視から近赤外域の分光特性を測定しスペクトル曲線と植生指数の変化を調べた結果, 閉鎖林の葉面積指数変化や微弱な活力度の低下に対して, 反射光植生指数よりも透過光植生指数の方がより高い感度を示した。このことから森林の構造および活力度変化の評価に透過分光特性が有効であることが明らかとなり, 地上観測による新しい森林モニタリング手法としての可能性が示唆された。

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