堺市の南部丘陵をケーススタディとする小流域を単位とした農村景観の評価に関する研究

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タイトル別名
  • Study on the Cognitive Evaluation for the Rural Landscape Based on the Small Drainage Basin through the Casestudy
  • サカイシ ノ ナンブ キュウリョウ オ ケース スタディ ト スル ショウ リ

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抄録

本研究では, 主な尾根筋を骨格とする分水界によって囲まれる「小流域」を解析単位として, 種々の開発によって変化を受けた農村の空間構造が農村景観に与える影響を景観評価を通じて明らかにすることによって, 農村景観の保全の方向性を探ることを目的とした。その結果, 農村景観の評価は, 解析単位である環境区が保有する地形特性と土地利用特性でほぼ9割がた説明できることが明らかとなった。その中で, 地形特性では谷構造を保有していること, 土地利用特性では二次林, 水田と集落がセットとして存在することが農村景観の評価を高めることが明らかとなり, 谷構造の保全を基調として, 水田と集落の背景となる二次林をセットとして保全することが重要であると考えられる。

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