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- 永橋 為介
- 京都大学農学部林学科
書誌事項
- タイトル別名
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- The Influence of Site Settings of the 5 th Domestic Industrial Exhibition on the Slum Clearance
- ダイ 5カイ ナイコク カンギョウ ハクランカイ ノ シキチ セッテイ ニ オ
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説明
本論は大阪天王寺公園の前身である第5回内国勧業博覧会の敷地設定について周辺地域の社会・歴史・空間的文脈から再検討することを目的とする。敷地周辺地域としては江戸時代からの貧民街である長町 (名護町) を取り上げる。考察の結果, 敷地と道路とが一体となって計画されるという近代都市計画的なプロセスが第5回内国勧業博覧会の敷地設定に見られることが明らかになった。博覧会の敷地が設定された地域は, 明治19年以降, 大阪市域の都市政策による度々の排除にさらされながらも存在してきた長町 (名護町) に近接した地域であった。そして, 日本橋筋が博覧会敷地へのアクセス道路として整備されていく中で, 長町はクリアランスされた。
収録刊行物
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- ランドスケープ研究
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ランドスケープ研究 58 (5), 21-24, 1995-03-31
公益社団法人 日本造園学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680646497536
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- NII論文ID
- 110004305580
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- NII書誌ID
- AN10455955
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- ISSN
- 13484559
- 13408984
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- NDL書誌ID
- 3611504
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可