日本人大学生の日本語単語の虚再生

書誌事項

タイトル別名
  • False memory of non-presented Japanese words
  • Comparison between immediate and delayed recall
  • 直後と遅延の再生の比較から

説明

本研究では日本人大学生を対象に,第1言語である日本語の虚記憶に対する遅延時間の影響を検討した.実験材料として,1つの非提示語(ルアー語)を連想させる単語15個からなるリストを使用した.日本語リストが1リストずつ1単語あたり2秒の速さでCRT上に視覚提示された.提示リストは合計6リストであった.各単語リストの視覚提示後に2分間の再生テストを課した.また,1週間後に10分間の遅延再生テストを課した.その結果,遅延時間によってリスト語の再生率は減少するが,ルアー語の虚再生は増加することが示された.英語で同様の実験を行った川?・井上(2005)の結果と合わせて日本人大学生における2言語の単語の処理過程を考察する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680651862528
  • NII論文ID
    130005036442
  • DOI
    10.14875/cogpsy.2009.0.31.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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